更新日:2021年02月09日
この記事を読めば分かること
①建築・建設業界は多額の経費が必要にも関わらず、入金が遅い傾向にあるため入金がスピーディーなファクタリングは人気
②不渡り手形のようなリスクがある手形割引に比べ、ファクタリングは売掛先が債務不履行に陥っても返済義務がないため人気
③資金不足による工事のストップなど最悪の状態をファクタリングを利用することで避けることが可能
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建設業の資金繰りはファクタリングで解決
昨今、建設・建築業界では「ファクタリング」という資金調達方法が注目されています。
ファクタリングとは、
①未回収の売掛債権(建設業者がお客様から後日入金してもらう権利)をファクタリング会社に売却することで、現金を受け取って取り急ぎ必要な経費の支払いなどに充て、
②お客様から入金されたらファクタリング会社に支払うという資金繰りの手法です。
数か月先にお客様から入金される売掛金を前倒しで得られるとイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
売掛債権を売却するので信用情報に影響がなく、担保や保証人も不要。提出書類や審査も簡素なので最短即日で資金調達ができ、取引先に知られずに利用する(取引先に知られない利用について詳細はこちら)ことも可能です。後述しますが、手形割引、銀行融資と比較してさまざまなメリットがあります。
特に建設・建築業を営んでいると納品前に人件費や外注費、資材費など何かと経費がかかるものです。一方、お客様からの入金は完成後に支払われますので、資金繰りが円滑にできなくなる・仕事が滞るケースも少なくありません。会社の内部留保や個人資産を取り崩して経費の支払いをされている経営者の方もいらっしゃるでしょう。入金される予定の現金を前倒しで得ることができれば、経費の支払いも可能となり、資金繰りがスムーズになります。
リスクが低く、すぐに利用できるので、多額の経費が必要なのにもかかわらず、現金が入るのが遅い傾向がある建設・建築会社にはうってつけの資金調達方法と言えます。
手形割引のリスク
従来、建設・建築業界では「手形割引」という手段での資金調達が主流でした。手形(約束手形)とは、振出人(手形を発行する人)が「特定の期日に予め定めた現金を支払います」という約束をするために発行する有価証券(それ自体に財産的価値があり、譲渡することができる)のことです。
手形割引とは、手形をもらう受取人がその手形を担保にして銀行などから融資を受ける資金調達の手法です。
「将来受け取れる予定の現金を前倒しで得る」という意味ではファクタリングと似ています。しかし、手形割引にはリスクが伴うのです。
まず1つ目は不渡り(支払期日を過ぎても振出人がお金を払わない)になることが挙げられます。手形割引は融資であり、約束手形は担保です。もし、手形が不渡りになってしまったら、受取人(手形割引を行った側)が融資してくれた銀行などから請求されることになります。
2つ目は利用するのにハードルが高い点です。手形割引は融資なので当然ながら審査があります。時間がかかるのですぐに資金調達をするのは難しいです。会社の財務状況が悪く、債務超過、税金などの未払い、赤字決算などに陥っていると手形割引を利用できる可能性が低くなります。また、仮に債務を履行できなかった場合には信用情報に傷がつきます。
ファクタリング・手形割引・銀行融資のメリット比較
手形割引、あるいは銀行融資とファクタリングの一番大きな違いは契約形態と言えます。手形割引・銀行融資は借入れ、ファクタリングは売掛金買取です。この違いがあるからこそ、ファクタリングが利用者にとってさまざまなメリットを産み出すのです。下表にファクタリングと手形割引、銀行融資の違いをまとめました。
ファクタリング | 手形割引 | 銀行融資 | |
---|---|---|---|
契約形態 | 売掛金買取 | 借入 | 借入 |
現金化時期 | 即日~ | 1週間前後 | 1か月~2か月 |
返済義務 | 不要 | あり | あり |
償還請求 | 不要 | あり | 不要 |
手数料 | 掛け目 | 年率 | 年率 |
信用情報 | 影響なし | 影響なし | 影響あり |
担保・保証人 | 不要 | 不要 | 必要 |
手形割引・銀行融資はある程度の審査期間(1週間~2か月)を経てようやく現金が手に入ります。しかも、必ず融資が受けられるとは限りません。手形割引であれば手形、銀行融資であれば不動産などの担保と保証人も必要です。
当然ながら返済義務も発生し、延滞や債務不履行になってしまったら信用情報に影響が出る場合もあります。
ファクタリングは売掛債権を売却するので、申込みや審査も手形割引・銀行融資と比較すると非常にシンプル。申し込んだその日に現金化も可能です。もちろん、担保や保証人も必要ありません。売掛債権を売却するので、仮に取引先が倒産などをして売掛金が回収できない場合は、債権者であるファクタリング会社と債務者である取引先の問題となりますので、ファクタリングの利用者に返済義務は生じません。
このように、ファクタリングは手形割引・銀行融資と比較してさまざまなメリットがあるのです。
建築・建設業のファクタリングまとめ
最後に、あらためて建築・建設業の資金繰りにファクタリングが有効な理由を見てみましょう。
ファクタリンクが建築・建設業に合っているメリットとは?
建築・建設業はどうしても人件費、材料費、設備費などで多額の経費がかかり、しかもこれらの費用が支払えないとなると工事がストップしてしまうことも往々にしてあります。一方で、売掛金が入金されるのは工事が完了したタイミングとなることが多いです。そのため、会社に現金がなくなって資金繰りが苦しくなるケースもあり得ます。
ファクタリングであれば手形割引や銀行融資のように審査に時間がかからないので、すぐに現金を手にすることが可能です。また、審査に通過せず融資を受けられない、信用情報に傷がつく、取引先に知られてしまう、手形割引であれば担保にした手形が不渡りになるといったリスクもありません。
早期に、確実に資金調達ができるファクタリングは建築・建設業と非常に相性が良い手段なのです。
ファクタリング会社選びが重要
ファクタリングという資金調達方法が注目されてきて、ファクタリングを専門に行う会社も増えてきました。会社によって現金化までの期間や手数料、対応しているファクタリングの種類(2社間ファクタリング・3社間ファクタリング)などが異なります。会社選びを間違えてしまうと、必要な期日までに現金が調達できない、必要以上に高い手数料を支払わなければいけないということにもなりかねません。
ファクタリング会社を選ぶ際には、現金化までの期間、手数料、対応できるファクタリングの種類を比較して、ご自身に合った会社を選びましょう。
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